生態系・生物群系または地球全体に多様な生物が存在していること-----
私たちの生存・生活は、生物多様性がもたらす恵みに拠るところが大きい。
しかし、近年では、人間活動の活性化に伴い生物多様性の損失が著しく、生物の絶滅が年間4万種という驚異的なスピードで進んでいるa。
生物多様性が失われることは、私たちの未来が無くなるということでもあり、生物多様性と私たちは“がけっぷち”に立たされている。
ma+saです。
先日、がけっぷちの生物多様性問題に取り組む、
ユースによる『がけっぷち生物多様性キャンペーン』の実行委員会のミーティングを見学。
『がけっぷち生物多様性キャンペーン』通称"がけいき"(以下がけいき)は、
国際青年環境NGO A SEED JAPAN“生物多様性の損失をゼロに!プロジェクト”と
全国青年環境連盟(エコ・リーグ)“CBD-COP10 Project”共同で運営している。
参加者は約30名ほどで、大学生と大学生院生のユースが中心となっている。
がけいきメンバーは、10月18日から開催される、
生物多様性条約第10回締約国会議(以下COP10)※1に向けての活動を行っている。
生物多様性にとって重要な議論が、日本の愛知/名古屋で行われるのだ。
※1
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―生物多様性の損失についてどのようなことを目指しているのですか?
○ひろ
(がけっぷちの生物多様性実行委員会 リーダー)
生物多様性の損失を止めるためにCOP10において、
有効な決定を日本政府が主張することを求めている。
『2020年まで生物多様性損失をゼロに』
長期目標を成し遂げるには、明確な2020年までの短期の時間の設定が必要であり、
『ポスト2010年目標』※2の中の具体的な数値目標の設定を主張することが重要だ。
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―ポスト2010年目標とは?
○えぐっちゃん
(国際青年環境NGO A SEED JAPAN 2010年度共同代表
生物多様性の損失をゼロに!プロジェクト リーダー)
深刻化する生物多様性損失の問題を対処するため、
1992年国連環境開発会議で生物多様性条約が採択された。
その後、2002年生物多様性条約第6回締約国会議で『2010年目標』が策定された。
しかし、数値目標を含まない曖昧な内容であり、2010年5月の報告によると、
COP10では、2020年以降の新たな目標である『ポスト2010年目標』を
新戦略計画として策定される。
曖昧な目標設定であるがゆえに失敗した『2010年目標』の過ちを繰り返すことは許されず、
できるだけ曖昧さを排した、数値を含み、具体的な行動を示すもの、
また明確な期限が設けられるべきである。
※2
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―どのような想いで活動をしている?
○なな
このままでは、特にこれからの時代を生きていく私たちユースの未来も、
がけっぷちにたたされてしまう。
この新しい2020年目標はがけっぷちの生物多様性を守る上で、
非常に重要な目標であることはもちろん、
私たちユースにとって生物多様性と自分たちの未来のための目標で、
だからこそ私たち未来世代のユースが中心となって行動を起こさなくてはならない。
それを防ぐためのアクションを起こせるとしたら 『今』しかない。
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COP10で代表団へ"声"を届けるためのアクションをミーティング中。
メンバーの熱い想いに触発され、私も名古屋まで参加しようと思う。
自分たちの未来のため、みんな"今"行動を初めている!
○そんな彼等の活動をもっと知りたい方はこちら!
◆がけいきのHP:
◆twitter:がけっぷちの生物多様性キャンペーン
活動に賛同いただける方は【 #gakeikibd 】でつぶやき・フォローをお願いします。
COP10に向けてWebによる情報発信を行っています!
○こちらもチェック!
◆ASJ TV
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Biodiversity Outlook 3, 2010.
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