共同代表の小林が毎日新聞の論点に寄稿!COP10 ABS、公正な議定書合意を!
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【原稿を寄稿しました(執筆:山下真歩)】「農業と経済 9月号(昭和堂)」
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【執筆協力しました(執筆:小林邦彦)】「知らなきゃヤバイ!生物多様性の基礎知識」
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広報部のやっさんです。
JAPAN HOTSPOTのニュースに、
生物多様性の利用をフェアに!プロジェクトのプレスリリースが掲載されました。
ぜひご覧ください。
http://www.japanhotspot.net/feel/news/000409.html
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第8回ABS作業部会@モントリオール 現地レポート5 続・日本政府は市民社会の声に耳を傾けるか?
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6日目のモントリオールからの報告です。
日本政府代表団とのミーティングが開催!!
ABSチームのこばち、CBDアライアンスなどの国際NGOと日本政府代表団との交渉の結果、
無事ミーティングがおこなわれました。
今回このミーティングでは共同議長のもとで行われることになり、
なんとその一人はABSチームのこばちとECOROPAのクリスティーヌ・ヴァイツゼッカーさんの
共同議長の下で行われることになりました。
参加者はNGOが12人(うち日本人が5名)に対して、
代表団2名でした。
CBD市民ネットのブログに写真がアップされています!!
http://www.cbdnet.jp/cbd_blog/2009/11/meeting-with-japanese-delegations.html
日本政府はABSに対してのスタンスがあまりはっきりと決まっていない様子で
サブミッションも出しておらず、、
今回は対立よりも協働を、というスタンスで話し合いが行われ、
政府の考えを意見交換することができました。
代表団の方にもなかなか時間の制限が大きい会議の中では話せない話について
話してもらえかなり有益な情報交換だったと思っています。
残すところわずか後1日の6日目ということもあり、今回のワーキンググループに
この会議の意見がどれだけ反映されるかはわかりませんが、
私たちはこれを一つのスタートじゃないかと考えています。
結果として、日本政府としてはこばちを、A SEED JAPANを
NGOにおけるABSのフォーカルポイントとして見ていただけそうです。
今後、環境省といっしょに経済産業省の方ともお話ができる機会がありそうで、
しかも、今後企業の向けての意識啓発を一緒にやっていけたらいいね。
という話もでました!!
これから日本政府がABSについての日本としての意見を作っていく中に、
A SEED JAPANの、市民社会の意見がどれだけ盛り込まれていくか、
A SEED JAPANとしてはがんばりどころだと思っています。
残る会議はあと1日。
もう最後のがんばりをみせてきます!!
PS
iisdにA SEED JAPANのこばちとじょせふの写真が載りました!!
http://www.iisd.ca/biodiv/abs8/
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第8回ABS作業部会@モントリオール 現地レポート4 日本政府は市民社会の声に耳を傾けるか?
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モントリオールからの報告ブログです。
現在こちらでは会議5日目が始まっています。
今日を除いて残りはわずか2日・・・
今朝はゆっくりできたので昨日までお疲れだったモントリオール組3人も、
今日は元気です。
残り3日間がんばって乗り切りますよ!!
毎日こちらでは会議が始まる前にNGO同士が集まってNGOミーティングが
行われています。
その中で現在発言が重要視されている日本代表団との話し合いの場が
もうけられるように、毎日のようにNGOミーティングで
どうすれば話し合いの場を持ってもらえるかという
話が行われています。
私たち市民社会の意見を取り入れてもらうためには、
ほとんどの内容が決まってしまう会議の終盤では遅く、
一刻も早いミーティングの場を望んでいるんです。
昨日EUとは短い時間ながらもそのような場をもってもらえ、
引き続き今日も話し合いの場が設けられることが決まりました。
そのことはCBDアライアンスという国際NGOからも評価されていて、、
その反面現在の日本の消極的な姿勢が、問題視されています。
やばいです・・
代表団がとても忙しいのはよくわかるんですけど、
それはEUもいっしょのはず。
日本の代表団どうなってるんだーというのが今朝までの話でした。
しかし何度も足を運び、本日、CBDアライアンスのメンバーや
A SEED JAPANのこばちを含めて、交渉をしたところ、
明日の午後ようやく話し合いの場がもたれることが決まりました。
どのような話し合いになるかはまだわかりませんが、形だけの場ではなく、
きちんと市民社会の声を聞こうという意思を感じられるような姿勢を
見せてもらえることに期待したいですね。
第8回ABS作業部会@モントリオール 現地レポート1
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生物多様性の利用をフェアに!プロジェクトのHiroです。
今回は自分にとってはじめての国際会議!!
初めはいったいABSの国際会議(第八回作業部会)ってなにものなんだという感じでした。
そもそもこの会議ってどういう風に進むのでしょうか?
サークルなどでのミーティングとはわけが違いそう・・・
どうやってやるのだろう?
ABSの国際会議(第八回作業部会)では、大きく3つのステップからできています。
1.いいたいことをとにかく言う!!(各国ごとの提案をとにかくあげる)
2.1をまとめたものについて、反対意見、代替意見があるものについて括弧づけする。
(この作業をブランケットという。)
3.それぞれの項目ごとに括弧づけしたものをどうするか、文章をどうまとめるかを議論
これらのステップをABSの中でも重要な事項ごとにグループに分かれ、
(コンタクトグループという)議論を行います。
グループの中には第七作業部会までの議論を踏まえて、
ステップ3から行われるものもあります。
進行全体の議論などが行われる時間があります。
全体的なポジションの表明や議論もいくらかはこの時間にも行われます。
本日会議3日目が終了し、いくつかのコンタクトグループに分かれ議論されてきましたが、
大体のものは1,2番目の作業が終わりました。
いよいよこれから3番目の議論がここから始まります。
ドキドキ・・・
第8回ABS作業部会@モントリオール 現地レポート1
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こんにちは生物多様性の利用をフェアに!プロジェクトのジョセフです。
今日、ABSの国際会議(第八回作業部会)がはじまりました!!
これから、7日間、この寒いモントリオールの地で、
言葉の戦いが繰り広げられます。
コワヤコワヤ・・
最初に議長などから挨拶があり、その後、各締約国やNGOが今回の交渉に
たいする意見やスタンスを発表しました。
すでに、キリキリです。
が、本日最後のプログラムであるレセプション
(開催を記念した懇親会の様なもの)では、
みんな、にこやかに話しているから、彼らはおそらく大人です。
あ。ここで一つ。
”生物多様性”というのは、私達の生活を支えているもっとも根本的なインフラです。
これが壊滅されれば、私達も生きてはいけません。
つまり、”生物多様性”をとりまく問題というのは、私達の生命そのものに
かなりダイレクトにつながってくる問題なのです。
そして、悪の影響を最も一番に受けるのが、自然に大きく依存した生活をし、
貧困状態にある人たちです。
こうしたことを考慮し、生物多様性条約の会議では、締約国の政府だけでなく、
NGOや先住民族*と呼ばれるひとたちにも発言の機会が与えられます。
*ちなみに、先住民族は、自然環境に過度な負担をあたえることなく、
長年にわたって自然と共生してきたため、
生物多様性の持続可能な利用や保全の方法を伝統的に心得ている場合が
多いという点で評価されています。
なるほど、いい考えだ!!
と思うかもしれませんが、これ結構当たり前ですよね?
最も、影響を受ける人たちが、合意形成の場に参加できないなんて、
ちょっとひどいと思いませんか?
生物多様性条約以外の条約ももっとオープンなものにするべきですよね!
さてさて、会議場に話を戻します。
会議場は、どこを歩いても日本人が目に入ります。
政府代表団が20人弱、NGOと研究者で10人弱が参加しています。
参加者が500人いたとしても、締約国が193カ国なので、
500÷193=2.59… 約3人。
大所帯ですね。
日本は、次回の生物多様性条約締約国会議(COP10)を2010年に
ひかえているということで、こうなったのでしょう。
ただ、多ければ目立つわけで、いいように目立てばいいのですが、
現状は、決して好ましくありません・・・
日本政府に関しては、大多数の国から批判的な目でみられているとうのが、
実際のところでしょう。
この理由は、追ってご説明したいと思います!
to be continue…☆
NGOも先住民も、政府も、
みんなで、いい大人になって国際会議に参加しましょう☆★
☆今日の収穫☆
・生物多様性条約や気候変動枠組み条約に関する会議で、
世界のNGOが交渉に対して意見を掲載するニュースレター『ECO』の第一面に、
A SEEDの書いた記事が載り、今日配布しました。
HPはこちら!ABS(1)というファイルです。
(http://www.cbdalliance.org/abs8/)
[昨日、はまこーも紹介してくれました!]
・NGOsで、議長の許可を得てスタンスを発言しました。
・各国のざっくりとしたスタンスを収集できました。
・産業界や、政府代表団と意見交換しました。
会議場の様子です。
スクリーンは、国連が定めた生物多様性年のロゴマークで
”2010-year of Biodiversity"と書かれています。
ジョセフ的には、goo♪なデザインです。
多様しましょう!!!
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プレスリリース:生物多様性条約会議:ABSの議定書、2010年、 名古屋で締結か? 明暗をわける交渉が開始!
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広報部のやっさんです
前の記事で生物多様性の利用をフェアに!プロジェクトのジョセフから、
生物多様性条約の下で開かれている国際会議(第8回ABS作業部会)での
活動の現地レポートに引き続き速報です!!
こんにちは。
生物多様性の利用をフェアに!プロジェクトのはまこーです。
現在、カナダのモントリオールに生物多様性の利用をフェアに!プロジェクトの
メンバーである、こばち、ジョセフ、ヒロが、
第8回ABS作業部会@モントリオールに参加しています。
ジョセフによる2009.11.08 Sunday
第8回ABS作業部会@モントリオール 現地レポート1日目にも紹介されていた、
プレスリリースが国際NGOのDairly Newsletter『ECO』に掲載されました!
国際NGOが発行する生物多様性条約会議の評価ニュースレターのことです。
このニュースレターは、生物多様性条約だけではなく、
国連気候変動枠組み条約なども、取り上げられています。
また、CBD市民ネットのブログにもその内容が載っています。
http://www.cbdnet.jp/cbd_blog/2009/11/ecoa-seed-japan.html
ぜひ、御覧ください。
-------------下記が日本語版--------------------------
関係者各位
プレスリリース
2009年11月9日(月)
生物多様性条約会議:ABSの議定書、2010年、
名古屋で締結か? 明暗をわける交渉が開始!
生物多様性条約の目的である「遺伝資源へのアクセスとその利用から生ずる利益の公正かつ衡平な配分(以下、ABS)」を実現するための、国際制度をめぐる交渉(第8回ABS作業部会)がカナダ・モントリオールで現地時間11月9日10時に開始された。
ABSの国際制度に関して、2010年に名古屋で開催される生物多様性条約第10回締約国会議(以下、COP10)までに、その交渉を終了させることが締約国で合意されている。COP10に向けて交渉されているABSの国際制度を、法的拘束力を持たせる議定書という形で締結するのか、しないのかということが、今回の作業部会の最大の論点となる。
このような背景を踏まえて、国際青年環境NGO A SEED JAPANは、2009年8月に、日本企業の遺伝資源の利用状況を、公開質問状*を通して調査した。遺伝資源の公正かつ衡平な利益配分のためには、「事前の情報に基づく同意(以下、PIC)」の取得と「相互に合意する条件(以下、MAT)」による契約が必要不可欠である。しかし調査の結果、それらを確実に実施している企業は1社にとどまり、公正かつ衡平な利益配分の達成とは程遠い遺伝資源利用の現状が明らかになった。
PICの取得とMATによる契約が確実に実施されるためには、罰則規定がなく法的拘束力が弱いボン・ガイドライン(2002年に採択)では不十分であり、PICの取得とMATによる契約が法的に義務付けられる必要があると考える。よって私たちは、PICの取得とMATによる契約に関して、法的拘束力を兼ね備えたABS議定書の締結を主張する。
過去の交渉では、日本政府は議定書の締結に消極的であった。一方、途上諸国やEUは議定書の締結に積極的な姿勢を示している。COP10を一年前に控えて、両者の歩み寄りが期待される中、議長国である日本政府が交渉でリーダーシップを発揮することが求められる。
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昨晩、20時間の長旅を経て7時にモントリオール空港に到着★
入国審査で、「なぜモントリオールに来たのか?」と聞かれ、
小心な私は「……sightseeing」と答えたのですが、ホントは違うんです!
もっと、大切な目的があってモントリオールにやってきたのです。
というのは、生物多様性条約の下で開かれている国際会議(第8回ABS作業部会)に、
どうしても私達の声を届ける必要があったからなのです。
☆注釈☆‐‐‐‐‐‐‐‐
生物多様性が私達の生きる未来に残され、その恩恵を受け続けるために
世界193カ国の同意で作られたのが、生物多様性条約です。
その達成のためのひとつのシステムとして重要視されているのがABSで、
今回の会議ではABSの実用化に向けて条約の締約国が、
7日間かけて交渉を行います。今回はなんと、
500人もの参加者が予定されているとか…!
実際の交渉は9日〜15日に行われます。
詳しくはこちらをご覧ください
(http://www.aseed.org/abs/index.html)
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
1993年からずっと続いているABSに関する議論ですが、
2010年に名古屋で開かれる第十回条約締約国会議(COP10)で
いよいよ最終決議が出されようとしています。
(出されることが決まっていると言った方が正しいですが・・・)
どんな最終決議になるのか!?どんなABSのルールができるのか!?
その鍵を握るのが、今回の第8回ABS作業部会です。
正確なことを言えば、作業部会で決まったことは国内の法律に
環境問題・南北問題・知的財産権・先住民族の権利・・・・
などなど色んな要素をはらんでいるABSの問題ですが、
その最終決議が、政治的な圧力によって本来の目的を失わないよう、
また、単なる資金供給メカニズムにならないよう、
私達はあるべき姿を追求し続ける必要があります。
・・・・・・・なんてことを考えていたら、どうも目が泳いでいたのか、
入国審査官に”youは不審者!”というレッテルを張られ、
移民受け入れ事務所に送り込まれてしまいました。
こばち(チームリーダー)の方が怪しいと思うんだけどな・・・
「移民しねーよーー」と思いつつ、荷物検査・口頭質問を経て、
ようやくカナダの地に足を踏み入れたのでした。
ということで、今日から10日ほど、
モントリオールで開かれている国際会議の様子と、
私達の動きを連載したいと思います。
どうぞ、引き続きご覧くださいね♪
☆本日の収穫☆
・会場エレベーターで、日本政府代表団と一緒になりました。
2階〜5階に行く間という非常に過酷な条件の中、「この機会を逃すまい!」と、こばちが炭田氏(JBA)に際どい質問。
アグレッシブな本会議初のロビーイングとなりました。
・共同議長との意見交換会に参加しました。あまり収穫なし…
・英語版プレスリリースが、国際NGOのDairly News
letter『ECO』に掲載されることが決定!!ドイツNGOのクリスティーナさんからの助言も得て、先ほど完成版を編集者に送りました。反応が楽しみです。
(写真)
会場の近くにある生物多様性条約の事務局です。
中はセキュリティーがかかっていて入れませんでしたが…↓
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