2016.09.02 Friday
【イベントレポート】終戦記念日直前 原爆の日緊急セミナー あなたの銀行と非人道兵器の関係を探る

こんにちは。事務局スタッフの富田です。

 

8月9日の夜、「終戦記念日直前 原爆の日緊急セミナー あなたの銀行と非人道兵器の関係を探る」を開催しました。

日本イラク医療支援ネットワーク(JIM−NET)、NGO非戦ネット、「環境・持続社会」研究センター(JACSES)、アジア太平洋資料センター(PARC)の協力を得て、クリエイティブone秋葉原ビル8Fのラーニング・カフェにて実施されました。

 

このセミナーの目的は8/5(金)にFair Finance Guide Japanを運営するA SEED JAPAN、PARC、JACSESが共同発表した調査報告書「大手金融機関と『死の商人』のつながり!? 〜非人道的兵器への投融資実態〜」(http://fairfinance.jp/news/2016/20160805/)の内容をより多くの方にお伝えすることです。

そして、みなさまと協力しながら銀行の投融資方針やお金の流れを変え、よりFairな社会を実現することを目指しています。

 

核実験を通してまき散らされる大量の放射性物質や、戦争における非人道兵器の使用は、豊かな自然環境や生物多様性を破壊するという意味で最大の環境破壊といえますが、そのような兵器の開発製造に自分の預金が使われている事は多くの人の想像が及ばないことかもしれません。

私たちの預金の一部がどんな事業に使われているか、それがどんな悲劇を引き起こしているのか、そしてそのお金の流れを変えるために何ができるのかを語り合う場を設けました。

 

プログラムの内容としては、まず初めに、JIM-NET事務局長の佐藤真紀氏が民間人、とりわけ子供が大きな被害を受けている非人道的兵器(クラスター爆弾や劣化ウラン弾等)の使用実態について説明しました。

非人道兵器の仕組みや主にイラクでの内戦の経緯と現状、そして被害を受けた人々(具体例として、劣化ウラン弾による被ばくの結果、癌が原因となって亡くなってしまった子供等)に対するNGOの支援活動や非人道兵器への反対運動等の解説がありました。

現地で活動するNGOだからこそ伝えることのできる悲惨な現地の状況とNGOの活動による国際世論の変化の因果関係が臨場感をもって伝わりました。

 

次に、「環境・持続社会」研究センター(JACSES)の田辺有輝氏がFair Finance Guide Japanの紹介をしました。

どのような基準で銀行の融資方針を評価しているかとともに、非人道兵器を禁止している国際条約や国内大手銀行から非人道兵器製造企業へとお金が流れる仕組み、そして銀行に対する評価について具体的な説明がありました。

さらに先日公表された年金積立金管理運用(GPIF)から非人道兵器製造企業へ巨額の投融資が行われていた実態も明らかにされました。

Fair Finance Guide Japanの活動を続ける中で、実際に銀行側も融資方針の変更を始めております。(詳しくは、こちらをご覧ください。http://fairfinance.jp/)。

 

続いて、登壇者お二方への質疑応答の時間を取りました。

銀行への評価に使用する投融資情報の入手方法等の質問に対して、田辺氏より、企業が発行している有価証券報告書等を情報元とした分析を行っているという回答がありました。

 

最後に、グループトークとして、参加者の方々を含めて、非人道的兵器の製造にも使われている私たちのお金の流れについて話し合いました。

その中で、反社会的勢力に対する法律による制限と同じような形で非人道的兵器製造企業への投融資についても同様の制限ができれば銀行も変わるのではないかという意見等がありました。

さらに、より詳細な評価方法について質問があり、田辺氏からFair Finance Guide Japanの公式ホームページ(http://fairfinance.jp/)に評価基準についての詳細な記載がある等の回答がありました。

(本セミナーの協力団体であるNGO非戦ネット賛同人のヒューマンライツ・ナウ事務局長の伊藤和子氏)

 

今回は、17名の方にご参加いただきました。積極的なたくさんのご質問をいただき、グループトークでも活発な意見交換が行われ、非常に活気のあるセミナーとなりました。

参加者のみなさま、誠にありがとうございました。

 

私は、ボランティアとしてこのA SEED JAPANで活動しており、今回がイベント企画への初挑戦でした。イベントを実施することの難しさを実感すると共に大きなやりがいを感じました。みなさまのお力をお借りしながら、私のような20代の若い(?) ボランティアスタッフでもイベントを企画できるというのがASJの大きな魅力だと思います。

また、イベントを通して自分たちの活動を広めていく、よりFairな社会を実現していく方法を実感することができました。

Fair Finance Guide Japanは実効力のある、広める価値のあるコンテンツだと思います。なぜなら、銀行が私たちの預金をどのような企業に融資しているのかを可視化することで、幅広い分野のNGOやNPO、そして多くの金融機関と協力して、社会問題を改善できるようになるためです。

さらに預金とは多くの人にとってとても身近なものであるため、自分自身と直接かかわりのある問題として話し合うこともできます。

 

A SEED JAPANでは引き続きFair Finance Guide Japanに関する活動を実施してまいります。

今後の活動にぜひご期待くださいませ!

 

A SEED JAPAN では一緒に活動していただけるメンバーを募集しています。詳しくはこちらから!(http://www.aseed.org/recruitment/)

※本セミナーは独立行政法人環境再生保全機構地球環境基金からの助成を受けて開催しました。

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| asj | ASJイベント報告 | 21:35 | - | trackbacks(0) | pookmark |
2016.08.19 Friday
【8/18】NPOと市民の交流会に参加してきました!

 はじめまして。A SEED JAPANインターンの生川です。

 

 さて、昨日818日は、新宿NPO協働推進センターにて開催された第92回“市民とNPOの交流サロン”にて、事務局長西島が講演をしました。ご存知の方もいらっしゃるように、ASJは以前新宿に事務所を構えていたため、そのご縁から新宿NPO協働推進センター指定管理団体である新宿NPOネットワーク協議会より今回の機会を頂きました。

 

 そもそもこのサロンではNPOを知ってもらうことが目的になっています。しかしそれ以上に、天気も悪い中参加して頂いた方々も、NPOの活動にそれぞれ多様なご関心を持っている様子でした。そのため前半は、西島自身の自己紹介から始まって、ASJ運営の実情、また発足当初から現在に至るまでの活動とその理念など幅広い話をすることができました。そして後半の1時間で、講演を聞いて頂いた参加者の方々からご感想やご質問を頂きました。まず印象的だったのは、A SEED JAPANの活動が、25年の間若者を中心に続いてきたことに対する驚きの声でした。さらにはご自身もNPOの活動に携わっている方々をはじめとして、「参加者の入れ替わりが多い中でどのように理念が継承されているのか」、「どうしてNPO法人格を取得したのか」など、ドキッとする鋭い質問もありました。10名ほどの参加者の皆様と距離が近かったことに加え、なかなか団体について話して意見をもらう時間は少ないこともあり、貴重な時間となったように思います。

 

 私としても今までのA SEED JAPANの歩みを知ることは新鮮でした。こうしてブログを書くような作業をしている際は見えづらいですが、若者や社会人一人ひとりが各々の問題意識を持って活動に携わり、卒業してからも新たなフィールドで活躍している、そしてそれがASJを中心としたネットワークを構成していることは大きな財産であるのだと思います。そしてそのように有機的であるからこそ、組織としてこれまで環境問題と社会的な不公正に目を向け続けることが可能なのであり、自分もその一部として活動に携われていることをありがたく感じています。

 

ぜひ皆様にも引き続き今後のA SEED JAPANを見守って頂けたらと思います。

 

JUGEMテーマ:日記・一般

 

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| asj | ASJイベント報告 | 18:53 | - | trackbacks(0) | pookmark |
2016.08.02 Tuesday
私の預金が兵器産業を支援している?

A SEED JAPAN事務局の西島です。

終戦の日が近づいています。
今日もA SEED JAPANでは、8/9の夜に開催予定のセミナーの準備をしました。

企画の始まりは、昨年の8月。あれからもう1年が経ちます。
沢山の、学生を含む市民が国会前に集まった夏。
平和の在り方を、改めて考えた方も多かったのではないかと思います。

今回A SEED JAPANが企画するセミナーのテーマは、非人道兵器-クラスター爆弾や核兵器-と私たちの”預金”との関係です。
確かに日本は非核保有国であり、憲法第9条によって「戦争をしない国」として70年間それを守ってきたとみなされています。
しかし、私たちが銀行に預けたおカネは、銀行を介して、核兵器製造企業、クラスター兵器製造企業へ投資されたり融資されたりしている実態があるのです。

このような視点で見てみると、わたちたちは実は、投資・融資を通して、戦争に加担しているとも言えます。

しかも日本はオスロ条約に署名しているので、クラスター爆弾は製造できないことになっていますが、投融資を通じて米国などの製造企業を支援しているという事になるのです。
核兵器についても、同じような論理です。

詳しくは、近く発表予定のレポートをご覧いただいたり、セミナーにご参加ください。

ちなみに、兵器産業への投融資は、すでにFair Finance Guide JapanのWebサイトでも展開していますので、ご覧ください!
http://fairfinance.jp/bank/topics/arms/

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| asj | 毎日の事務局 | 22:18 | - | trackbacks(0) | pookmark |
2016.03.09 Wednesday
【2/28】フェア・ファイナンス・ワークショップを開催しました!

2月28日の14:00〜16:30に、アウトドアメーカーのパタゴニアの協力を得て、御茶ノ水にあるソラシティのカンファレンスセンターで、「私たちの預金がコアラの森を破壊する?」と題して、フェア・ファイナンス・ワークショップを開催しました。フェア・ファイナンス・ガイドについて学ぶとともに、「自然環境の破壊」を事例として、
  私たちの預金が具体的にどんな事業に使われてしまっているか
  それを止めるために私たちにできることは何か

について考えました。

プログラムの内容としては、まず初めに、「環境・持続社会」研究センター(JACSES)の田辺有輝氏がフェア・ファイナンス・ガイドの紹介をしました。フェア・ファイナンス・ガイドは、銀行側がどのような方針で融資をしているのかを知るという預金者にとっての利点だけではなく、銀行側にとっても、自分たちの融資方針の社会性に対する努力を預金者に知ってもらえるという利点を持つ取組であるということが印象に残りました。実際に、フェア・ファイナンス・ガイドの活動を続ける中で、りそな銀行と三井住友信託銀行が融資方針を変えたと聞きました。(フェア・ファイナンス・ガイドについて詳しくは、こちらをご覧ください。http://fairfinance.jp/)。
 
 

次に、熱帯林行動ネットワーク(JATAN)の川上豊幸氏に、オーストラリアのニュー・サウス・ウェールズ州における森林伐採問題の紹介をしていただきました。コアラをはじめとする、貴重種や絶滅危惧種に指定されている野生動物の住む保護価値の高い森林を伐採している製紙会社があり、そのような企業に融資している銀行があるということを具体的に紹介していただきました(詳しくはこちらをご覧ください。http://fairfinance.jp/news/2015/20151002/)。古紙100%やFSC認証のマークがついている紙が環境にやさしいそうです。

続いて、登壇者お二方とA SEED JAPAN土谷に加えて、パタゴニアの篠健司氏の4名で、「自然環境破壊を止めるために、企業、金融機関、政府にどう働きかけることができるのか」と題してトークセッションを行いました。篠氏によると、パタゴニアもNGOからの批判をきっかけに、原材料から廃棄まですべて見直し、サプライチェーンを透明化してきたそうです。そのような経験をヒントとするなどして、フェア・ファイナンス・ガイドの取組に実効性を持たせるための方法について、4名で話しました。

最後に、ワークタイムとして、参加者の方々を含めて、お金の流れを変えていくためにできることを話し合いました。あるグループでは、それぞれが、行っている活動を広めていく際に苦労した経験を持ち寄って、フェア・ファイナンス・ガイドの取組を広めるための方法を考えました。他にも、企業のCSR※担当者向けのセミナーを開催してほしいという意見や、まず大学の研究室単位で環境にやさしい紙の利用を呼びかけたいという意見がありました(※CSRとは、Corporate Social Responsibility(企業の社会的責任)のことです。これにより、本来利益を追求する存在である企業が、社会的存在としての社会に対する責任から、顧客や株主だけではなくいろいろな立場の人々にとって望ましい活動をします。詳しくはこちらをご覧ください。http://allabout.co.jp/gm/gc/293099/)。
 

 今回は、約25名の方にご参加いただき、学生さんが比較的多かったです。積極的に質問していただいたり、ワークタイムでも活発に意見交換していただいたりしました。ご参加していただいたみなさん、ありがとうございました。

 私は、インターン生としてこのA SEED JAPANで活動しており、今回イベントに初めて携わらせていただいたのですが、イベントはこうやって作られていくんだなあと思いました。特に、専門家4名によるトークセッションは新鮮でした。イベントを通して自分たちの活動を広めていく、よりよくしていく方法を見ることができました。そして、フェア・ファイナンス・ガイドの取組は実効力のある、広める価値のある活動だと思います。なぜなら、銀行が私たちの預金をどのような企業に融資しているのかを、フェア・ファイナンス・ガイドが可視化することによって、結果的に企業に社会的責任を果たすインセンティブを与えることができれば、個人単位よりも大きな単位で社会問題を改善させることができると思うからです。

 A SEED JAPANの今後の活動にぜひご期待ください。

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| asj | ASJイベント報告 | 15:00 | - | trackbacks(0) | pookmark |
2016.02.27 Saturday
OGを訪ねて…多目的カフェ「かぜのね」へ行ってきました。
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2月19日、京都へ行く用事があったので、ずっと行ってみたかった、多目的カフェ「かぜのね(http://www.kazenone.org/)」を訪ねました。

ここは、A SEED JAPANで事務局長をしていた春山文枝さんが、仲間と一緒に立ち上げたシェアオフィス。私が訪れたのは夜6時頃でしたが、2階では慌ただしく何か上映会の準備をされているようでした。

 

春山さんがA SEED JAPANで活動していたのは1997年ごろ。

今回、お会いするのは初めてだったのですが、柔らかい笑顔が印象的で、なんだか初めて会う人じゃないみたいでした。お互いに、「ASJらしさ」を感じたからでしょうか。

 

はるちゃん(春山さんのあだ名)がいたころのA SEED JAPANASJの現状、これからやってみたいこと、震災後のふくしまの話、東京がなすべきこと…色々な話を、かいつまみながら話しました。はるちゃん自身は、最近は京都市議選などのタイミングもあったので政治に関心を持てるような情報発信などもしていたようです。

 

一番印象に残ったのは、「自由に元気にやっていい」という言葉。

 

はるちゃんも、A SEED JAPANにいたころは「色々な大人が色んなことを言うけれど、気にしないですべきと思う事を自由にやっていいし、それを私は応援したい。もちろん、相談は誰でものってくれるはず。」

 

短い時間でしたが、過去の歴史をダイレクトにお聞きする貴重な時間となりました。

素敵な夜をありがとうございました。またお会いしましょう。

 

A SEED JAPANで活動をして“卒業”したメンバーの中には、はるちゃんのように東京から別の地域でNPOを立ち上げている方も多くいます。これからもできるだけ、追っかけていきたいと思います!

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| asj | 毎日の事務局 | 12:47 | - | trackbacks(0) | pookmark |
2015.07.25 Saturday
【7/20】「韓国のワカモノ流”未来の選び方”とは? 若手活動家・高野聡さんから、韓国の脱原発・環境活動の最新事情を聞く〜」を開催しました!
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環境問題、人権問題、その他いろいろな社会の問題を解決するために、何か動き出したい。そう考えている人は多いはず。
そんな中、福島原発事故後「韓国で脱原発運動に人生を捧げる」と決意した一人の若者がいます。彼が目にした、韓国のワカモノたちが主導する脱原発運動の実態とは?
当日はミリャン送電塔問題、さらにはセウォル号沈物事故など、彼の見てきた・感じてきた韓国社会のうねりを感じさせる発表に圧巻。
日本における市民運動やNGO活動にとってとても示唆深いひとときでした。

◆高野聡さん‐プロフィール◆
2010年3月、メディア運動の勉強を目的で韓国へ。その後日本(横須賀)で福島原発事故を経験。韓国で脱原発運動をしようと決意しました。
2011年9月末から2年間、ソウルの「エネルギー正義行動」の活動家として、ミリャン送電塔問題など311以後の韓国の脱原発運動の変遷を見てきました。
2015年9月から、テグのキョンブク大学でエネルギー政策を専攻。ヨンドク新規原発反対闘争など現場との連帯を重視しながら、今後は「使用済み核燃料公論化委員会」の研究を行う予定とのこと。


●311後の脱原発運動の諸問題
高野:
韓国には現在24基の原子力発電所が稼動しており、2030年までにさらに12基以上が建設予定です。
特にコリという地域では、30km圏内に340万人が住む世界有数の密集地。そのようなところにも建設されています。日本海側に多く立地するので何かあれば日本にも影響があるでしょう。


●韓国の脱原発運動はミリャン送電塔問題から
高野:
そんな原発に対する運動ですが、全国規模への拡大したきっかけはミリャン送電塔問題です。
韓国電力がシンコリ(新古里)から プクキョンナム(北慶南) まで計90km、500m間隔で、高さ100mの送電塔を162機建設するもので、2000年から本格化してきました。
うち、69機もの送電塔が通過する予定であるのミリャン住民が、生活の破壊、過大な電力供給予測や電磁波被害などを理由に反対運動を激化。
さらに、2012年1月に、1人の住民の焼身自殺により問題が全国に拡大しました。
また、70代・80代が中心のおばあさん、おじいさんが、警察や韓国電力に雇われたヤクザまがいの人間に暴力を振るわれながらも懸命に闘っている姿に、全国各層から支援が集まりました。


高野さんが見せてくれた動画には、叫びながら木にしがみつくおばあさん、建設場所にてテントの座り込みの緊迫した様子が見られました。

●連帯する方法1:脱原発(ミリャン)希望バス
高野:
多くの支援者が、「脱原発(ミリャン)希望バス」ツアーによって集まっています。
2012年3月16日に初開催。ソウルやプサンなど大都市の市民がバスに乗り、ミリャン現場に行き住民と交流しました。工事が強硬されるとのうわさがあるとき、暴力事件が起きた時などに合わせ、定期的に開催しているものです。
現場では、お年寄りが毎日山奥の工事現場までのぼり、交代で反対運動をしている信じられない状況。
自分自身、なぜ目を背けてきたのか、罪悪感を感じずにはいられない現場でした。マスコミも多少は注目し一旦は工事が止まる事も。


●連帯する方法2:農活(ノンファル)
高野:
原発やダム開発の地域は自然豊か。農業を生業とする人が多い。農繁期の住民支援として大学生が手伝うのです。環境運動団体や学生運動がとる運動の一つの携帯。期間は1泊から1週間と様々です。1泊3万ウォン程度から。
参加した学生がブログで現場について発信しながら、モンペをはいて農作業をします。また、若い人なりにダンスで励ましたりも。参加者同士のカタリの場もあり、ミリャン問題だけでなく様々な問題(軍基地問題など)を分かち合えるのです。


日本では、成田闘争の際にも、このような都市部の若者が農家を応援する運動が見られました。30年後の今、韓国でそのような運動が起こっていることについてどのようにとらえるべきなのか、考えらせられます。

●ミリャン住民による他の運動との連帯
高野:さらに被害住民たちは、「自分たちは国家権力、暴力の犠牲者」という意識から、同じような境遇にあえぐ他の闘争現場に出向いています。整理解雇労働者のクレーン選挙や籠城テント、ヨンサン追い出し住民、セウォル号遺族など。私は、彼らに拍手を送り敬意を抱きたくなる、それほどの活動です。
何のための国家なのか。私たちは本当に主権者なのかを、常に問うわけです。
311以後は「福島からの放射能が怖い」から、国内の電力・原発問題へ関心が拡大しました。NIMBY(ニンビー:Not In My Back Yard)から「私たちがミリャンだ」(私たちには都市部としての責任があり、国家権力の被害者でもある、私たちが当事者だ)という意識になっています。
さらに、労働者による連帯宣言が、2013年7月に出されました。


●ミリャン闘争に見る韓国の運動の特徴
高野さんは、以下の3つを運動の特徴としてあげました。
1)若者の創意工夫(青年左派による韓国電力ソウル本部の軒先占拠)
2)死者を記憶、追悼する事で闘争を持続(2013年12月のユ・ハンスク氏の服毒自殺にソウル広場に焼香所設置)
3)国家や行政、企業の暴力性に対する敏感さ(6.11行政代執行)


しかし、ミリャン送電塔は2014年、完成してしまいます。追い打ちをかけるように韓国電力は住民に対し、妨害による損害賠償費として2億円ほどの訴訟をしています。

高野:今はその訴訟との戦いです。実は住民の多くはPTSDに苦しんでいます。自殺願望も10数パーセントと言われています。また問題は続いているのです。

●日本の脱原発運動への提言
「運動とは、正義を伝播する力!」
と言い切る高野さん。最後に、脱原発運動へ以下の3つを提案しました。
1)若者と闘争現場との有機的結びつき/日本でも農活の実践を。
2)犠牲者(烈士)に対する記憶の継承を/福島原発事故の犠牲者を追悼する場所を。
3)権力の暴力性を深く認識する/暴力の被害者、犠牲者として連帯を模索
沖縄、マーシャル諸島、大規模開発のために強制労働させられた朝鮮人など、歴史的にみると様々な問題がある。その中で、それに加担してきた企業を責任追及せず残してしまっているのも現実。

たとえば、原発労働者の写真家である樋口健二さんとも「原発被曝労働者の供養碑があるといいのに」という話をしていました。

高野さんは最後に日本の最近のデモについても触れており、「今の日本のデモは素晴らしいが、韓国と比べると非常に統制されたなかでの動きにも見える」と言います。
一方で、参加者の中には「韓国の運動の動きは、昔日本で行ってきたことでもある。それを今、もう一度呼び起こすべきなのか、それとも他の方法があるのか…」という意見もありました。
それに対しては、「今すぐ韓国のやり方を日本に、とは思っていない『一部が暴徒化』と簡単に報道されてしまうような状況は理解している。一方で、日本の学生のデモを見て『韓国であればもっと広い場所で訴えるのに、惜しい』とも感じた。とにかく韓国や台湾の若者が違うカタチでやっている事も見て欲しい。」と、高野さん。

多くの運動では、建設を止めるための運動の盛り上がりと比例するように、建設されてしまった後の喪失感、疲労感が計り知れません。さらに追い打ちをかけるように、「問題を議論の場に挙げる」ことすら困難にする政治的な圧力がかかる場合もあります。ミリャンの問題においても、今こそ最も連帯を必要とするときなのかもしれません。


●そして日本においても
A SEED JAPANは、その団体名の中に「Solidarity(連帯)」を掲げています。高野さんの話を聞き、政策提言をする団体であるからこそ常に「問題の被害者、当事者」と連帯していくことの必要性を、改めて実感しました。

よつばのクローバー韓国のミリャン問題に関する動画一覧よつばのクローバー

工事の様子
https://www.youtube.com/watch?v=RjrjscNosR8
警察の暴力
https://www.youtube.com/watch?v=VMjUBuLjh1U
  
希望バス
https://www.youtube.com/watch?v=yNqHzbu0YJs
 
農活
http://blog.naver.com/mpsb16/220044769169
https://www.youtube.com/watch?v=NxJdNhwBRD0
https://www.youtube.com/watch?v=XBDgrEc9y9Q
 
青年左派
https://www.youtube.com/watch?v=HYZeJPkoijU
 
ミリャンソング
https://www.youtube.com/watch?v=Ov7VD-3hJm0
 
ソウルユ・ハンスク焼香所撤去
https://www.youtube.com/watch?v=kVk1c5tSUKs
 
6.11行政大執行
https://www.youtube.com/watch?v=IRsJ5tAWndA     

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| asj | ASJイベント報告 | 12:18 | - | trackbacks(0) | pookmark |
2015.07.15 Wednesday
【5/28,5/29】社会的インパクト投資シンポジウムへ出展しました!
5月最後の週末、場所は東京証券取引所。
A SEED JAPANとしてももちろん初めての、東証でのブース出展です!
イベント名は、「社会的インパクト投資シンポジウム」。日本財団が主催で、今年で2回目のシンポジウムです。

金融の今を語る専門家が講演をする隣で、およそ12団体が出展しました。
2日間で100名以上の方と名刺を交換し、これからの関係をつなげたことをとても嬉しく思います。

当日は様々な金融の形態を担う仲間が!投資、政策金融、休眠預金、NPOバンク、信用金庫、保険。。。そして私達Fair Finance Guideは“預金”。預金を取り扱う金融機関=銀行を「社会性」という観点からみてランク付けしたパネルに、多くの方が足をとめました。

自然エネルギーや温暖化防止などのための事業にも、金融機関の投融資が目立ち始めてきました。
一方で、環境破壊、人権侵害につながる事業に投融資している事例も、ケーススタディで報告されています。
そのような事業を行っている企業へ大手銀行が投融資している金額は、なんと7兆円。
≫ケーススタディ報告:http://fairfinance.jp/news/2014/20141208-2/
公正な社会のために私たちの預金が使われるように、私たちも銀行に声を上げていきましょう!
≫こちらから、銀行にメッセージを送ることができます!
http://fairfinance.jp/

他に出展された団体のみなさまとも沢山の交流ができました!
<他出展団体>
日本財団
日本政策金融公庫
西武信用金庫
ファンドレック
TOYKO+ACUMEN
PRI
コモンズ投信株式会社
ARUN
コミュニティ・ユース・バンクmomo

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| asj | Fair Finance guide | 22:21 | - | trackbacks(0) | pookmark |
2015.06.19 Friday
5/28(木)、日経ソーシャルイニシアチブ大賞授賞式に参加しました!メインテーマはソーシャルファイナンス!
JUGEMテーマ:日記・一般

●ソーシャルビジネスの先駆者40組が選出!
日経ソーシャルイニシアチブ大賞は、「ソーシャルビジネスの健全な発展と一層の理解促進のため、当分野の優れた取り組みを表彰する」ことを目的として、2013年に第1回目を開催しました。3回目の今回は、各業種から総勢400以上の申し込みがあったとのこと。
ここに、A SEED JAPAN・「環境・持続社会」研究センター(JACSES)・アジア太平洋資料センターが実行委員団体を務める「Fair Finance Guide Japan」もファイナリストとして選出されました。


●経済のメインテーマは今や“ソーシャルファイナンス!”
第一部をなすシンポジウムでは、まさにソーシャルファイナンスをテーマにした討論が行われました。
モデレーターには大和総研調査本部主席研究員の河口真理子さんが登壇。パネリストには、国際部門の大賞に輝いたARUN合同会社代表の功能聡子さん、グリー株式会社取締役副会長の山岸広太郎さん、特定非営利活動法人ファンドレイジング協会代表理事の鵜尾正隆さんが登壇されました。
シンポジウム様子

●Fair Finance Guide Japanがファイナリストとして選出
このように、経済界でも注目されているソーシャルなおカネの流れ。
その中でもFair Finance Guideは唯一、生活に身近な「銀行」にアプローチするプロジェクトです。
利息が高いか、近くに支店・ATMがあるかどうか…といった視点で選ぶことの多い銀行。ですが、「社会性」の観点からランキングすると、どの銀行が一番「ソーシャル」なのか?
Fair Finance Guideは、それを一覧できるWebサイトを運営しています。
Fair Finance Guide Japan


●ソーシャルファイナンスの先駆者が、国内・国際部門の大賞を勝ち取る
〜国内部門はコミュニティ・ユース・バンクmomo、国際部門はARUN合同会社〜

愛知県のNPOバンク、”コミュニティ・ユース・バンクmomo”代表の木村真樹さんは、金融機関の職員を経験したのちA SEED JAPANの事務局長を経て、地元愛知県で初のNPOバンクを立ち上げました。
今では融資する他に様々な地域金融機関や政策金融公庫などと連携して、人材育成や新しい金融の仕組みを創造しています。
きむ

国際部門の対象は、カンボジアで社会的投資を行うARUN合同会社
日本の個人・企業からの出資金で、貧困問題などに取り組む途上国の企業家への社会的投資を展開しています。設立から5年間、功能さんの熱意とそれを支えるたくさんのキーパーソンの努力が紹介され、会場が湧きました。

≫その他の受賞者・ファイナリストはこちらからご覧いただけます。
http://social.nikkei.co.jp/result03.html

寄付、投資、融資、そしてその原資となる預金。すべてのおカネの流れがつながって、より公正で持続可能な社会を創るために使われていくように、しっかりと声を届けていきましょう。

今すぐ銀行にメッセージを送りたい方はこちらから!
メッセージ入力フォーム

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2015.05.01 Friday
【4/18、4/19】アースデイ東京に「エコ金融」エリアを出展しました!
アースデイ東京2015、2日間に渡り、Fair Finance Guideのブースはとても盛況でした!
Fair Finance Guideは決して簡単な内容ではないと思うのですが、多くの方がパネルに目をとめてくださり、お話を聴いてくださいました。 ここで得た経験をこれからのイベント、キャンペーン等に活かしていきたいと思います! エコトンくんも大人気でした!

アースデイ東京2015では今年も「エコ金融」をご紹介するエリアを設置!
銀行へのメッセージは、両日で80を超えました。他に、アイパッドでFair Finance guideのWebサイトを実際に見ていただき、興味を持っていただきました。


A SEED JAPAN、中央ろうきん、東京CPB、オイコクレジットさんと共同で、フェアなお金の流れを広めるべく、頑張ります!

 

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2015.04.18 Saturday
Earth Day Tokyoをつくっている人たち -インタビューその4- A SEED JAPAN ワカモノ×ミライプロジェクト あき&信玄
皆さんこんばんわ!A SEED JAPAN アースデイ東京 広報アクションチームです!とうとうEarth Day Tokyo 2015当日です!

4回目のインタビュー企画はEDT2015実行委員で出展者の、あきと信玄をご紹介します
A SEED JAPANのメンバーでもあるお二人。なぜ環境問題に積極的に関わっているのでしょうか?!それではどうぞ!

【自己紹介】
あき:
はじめまして。あきです。ちょうど今日、3月1日は就活の解禁日で、僕も今年就活をします。今大学三年生です。エコ・リーグという別の環境団体に関わる中で、A SEED JAPAN(以下ASJ)のことを知って2012年の12月以来、ここで活動しています。最近は、環境問題関連のことで海外に行ったり、人のつながりを大切にしながら活動を続けています。遡れば小さい頃から「異常な事態が起きている、何かを変えなければ」というように、環境問題への関心があったように思います。アースデイ東京は今年が3回目の参加かな。
 
信玄:
こんにちは。信玄です。特別支援学校で小学一年生を受け持っています。教員採用試験の勉強の中に「環境教育」の項目があり、初めて環境問題に興味をもちました。渋谷生まれ、目黒育ちなので、森での遊び方、自然での遊び方を全く知らず、このままでは子どもたちには教えられないと思い、環境団体でボランティアをしようと思いたちました。環境問題の現場の声を聞いてみたいと思い、2012年の8月末頃に「つながりの森を未来にプロジェクト」というチームに入り、マレーシア現地ツアーに参加して以来、ASJにのめり込んでいます!アースデイ東京には今年で2回目の参加です。
 
あき:信玄さんのいいところは、いい意味で想定外の意見を言うところ。広い視野やアイディアが豊富だよね。
 
信玄:あきのいいところは、ネットワークを大事にしているところ。色々なところに行ってネットワークを作ることが上手なんですよ。今年はあきがワカモノ×ミライのリーダー(※A SEED JAPANのプロジェクトの一つ)なんだよね。

(写真左:あき、写真右:信玄)
 
【アースデイ東京とはどんな場所だと思いますか?】
あき:
社会を変える一大イベント。環境問題や地球の問題を他人事ではなく自分ごとにすること。自分ごとにしてもらうためのメッセージを僕たちは送るわけだけど・・・。多少高くても環境にいい商品を選択するように変わってもらえれば嬉しい。
信玄:
みんな普段仕事(日常)が忙しいけれども、「住みづらい世界になって欲しくないな」となんとなくでも思っていると思うんですよ。それをアースデイという日をきっかけに情報を整理して、「本当に自分が生きていきたい世の中」とはどんなものだったかを、人と話す中で自分の意見に気づくことができる。そして気づいたときに、ASJのような活動があって、こういうことをすれば、自分が願うような世の何かになるかもしれないという道しるべになりたいなと思っている。アースデイ東京を通じて自分たちの社会を、自分たちで作っていると思えるようになればいいですね!
 
 
 
【アースデイに来場する若者に伝えたいメッセージは?】
信玄:
水の枯渇問題とか、ピークオイルとか、一日で解決できる問題ではないが、いつかは解決しなければ行けない問題ってありますよね。一夜漬けで勉強すると超大変だが、日頃の授業が大事という学校の試験と一緒で日頃の生活のちょっとしたことの積み重ねで世の中は変わっていくと思う。習慣化されれば大変じゃない。「気軽にできるじゃん」という感覚がいいと思う。自分も含めて、「絶対こうやって変えたい!!」という危機感が足りないと思う。
 
あき:アースデイに来る方は環境問題に関心がありつつも、実際にどんな活動があって、自分にどんなことができるのかイメージしづらいところがあると思う。そこで、誰でもできるような一歩、しくみを作るのが大事だと思うんだよね。スティーブ・ジョブスが言ったように、「今日が人生最後の日だと思って行動すれば、必ずいつか現実になる」と考え、いろんなことに満足するより、いろんなことを疑問視した方が、世の中を知れるし面白い生き方ができると思う。世の中により疑問を持ってもらえるように、そしてその解決策を提示できるような関係性を、アースデイに来てくれた若者と作っていきたいな。
信玄:学校の教育でも「疑問を持つこと」が学ぶ最初の学習意欲だといわれているので、アキの言うことに共感する。今、学校の先生の数が少なくなってきているけど、発達障害の子供は増えている。
   家庭や地域で担っていいた役割の多くが学校に任され、仕事が増えている。教育の質をあげるためにも、家庭の負担を減らす為にも地域のつながりは大事だと思う。
あき:知り合いがEducation for Sustainable Development(ESD)の研究をしている。つまり、インプット型の日本の教育は本当にいいのかということを研究しているんだよね。教育は結果をどう評価するかが難しいが、例えばスウェーデンでは、教え込むのではなく、自らが考え、発信していく力を身に着けるという教育をしている結果、評価が高いといわれている。日本の教員の働く時間はどの国より長いといわれている。日本も変えたいが教員も忙しくなかなか変えられない。しかし、教育はあまり優先されない課題。それを問題視する必要があるよ。
信玄:他国のしくみをそのまま受け入れていいのかという意見も多く出てくると思う。日本の教員はとにかく残業が多い。
   アメリカに2週間行って、アメリカの教育を学んできたことがある。向こうの教員は授業を教えるだけ。そのほかの学校経営などは一切やらない。そうすれば、教材研究や子供への伝え方を考える時間をもてる。そうすると、はい、これを覚えなさい、みたいな詰め込み教育ではなくなると思う。現場は何もできないのでしくみを変えることが大切だと思います。
 
【原発問題】
信玄:去年のゴールデンウィークに青森県六ヶ所村に行ってきた。六ヶ所村では、もう賛成や反対の問題を越えて、どう再処理工場と付き合うかという議論になっている。やっぱり部外者としては、住んでいないから、こうしたほうがいいですねとかはなかなか言えない。まだまだ勉強不足。しかし、再処理工場の建設を押し付けた責任が都市にはある。今年も行きたい。再処理も含め原発の問題は、タブーなことではなくて、きちんと目を向けて地域と都市が連携して真剣に取り組まないといけないと考えている。
あき:原発輸出の問題はFair Finance Guide(※銀行の社会性、投融資方針を格付けする、世界七カ国で実施されている国際キャンペーン)の点数の基準にも入っている。
   原発問題は世界的にも関心が高い。ヨーロッパには日本より原発依存度が高い国もある。原発を新たに増設する、稼働し続ける、止めるというという話ではなくて、原発への理解、リスクをしっかり学ぶ場が必要だと思う。

(写真左:あき、写真右:信玄)
信玄:原発はもともと便利だから、最終処分も決まってないけどとりあえず使っているという側面がある。日本で起きたのに、日本の人はタブー化して目をそむけている。危ないものは危ない、ダメなものはダメときちんと言えていない。一番大事なもの、生きていくためには、お金よりも、食べ物や水が大切だということは誰もが知っていること。当たり前のことを当たり前に言えたらいいと思う。
あき:原発は1973年頃に建設ラッシュがあった。当時耐用年数は40年くらいだと言われていた。
   もうその耐用年数になっている。40年経ったらどうしよう、という議論があまりなかったのが一番痛いところ。建てたなら、建てた後どうしようという話はやっぱり必要。全世界共通の問題。チェルノブイリのように被害が他国に及ぶこともあるので、日本だけでなく、世界的に考えていかなければならない。
信玄:私たちは原発を建設すると決めた世代の人達に責任取ってと言える立場ではあるのかなとは思いつつも、将来こうしたいから、お願いだから処理を頑張ってと言える若い世代というのが大事。これはいやだから、一緒に頑張るから、責任を取ってくださいという姿勢が必要だよね。
 
【ボランティアの方に一言】
信玄:ボランティアの楽しさは、仲間ができること、自分を知ることができること。仲間と話して言葉にしていく中で、自分はこういう考えだったんだなとか、自分発見の場もある。仲間ができることやネットワークができること。そこが楽しい。やっぱりわくわくする。
   自分の考えに自信が持てた。自分の考えは、少なからず「いのち」を大切にした考え方だったんだなという意味付けが、人と関わっていく中で出来てきたのがすごく嬉しかった。ボランティアの人達ともぜひ話したいな、お友達になりたいな、と思っております。人見知りだけど。
あき:メッセージ性が強いのがアースデイ。メッセージを送るとしっかり帰ってくるのも魅力。
   関心のある方、自分以上に知識がある方も来場者の中にたくさんいる。同じissueを感じていて、問題意識を共有できる人たちがたくさんいて共感できる。
信玄:魅力が3つ。1つは、仲間との出会いが自分との出会い。2つ目は、社会問題を見つめ考える時間がある。忙しいとつい後回しにしがちな地球とか未来のことをブースとかで社会問題を正面から見つめ、じっくり考える時間がある。3つ目は自分次第で無制限に成長できる場であること。自分のやる気次第で当日だけじゃなくて事前から活動する場がある。スキルアップしたい気持ち次第でいくらでも成長できる場だと思います。
 
 
【コアに関わる人たちに向けて】
信玄:
ボランティアは、なかなかきちんと褒められない。いいことやってるね、すごいね、という定型文ではなく、本当にここでボランティアをやろうと思った人たちはすごい、偉い人だし、もっともっと輝いてほしいし、輝くはずだと思う。もっともっと周りがきちんと認めてほしいな。教科書に載っている坂本龍馬のような人達だと思う。先駆者である人、未来をつくっている人だと思う。
あき:これだっていう正解はないと思っていて、正解を一つに決め過ぎず、多様な考えを受け入れることがアースデイにとっても大事だなと思っている。
 


 
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